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日本の学校を考える最近の3冊

日本の学校について論じた最近の本を3冊まとめて紹介します。それぞれの著者の立場や視点、取り上げるトピックは大きく異なりますが、学校の守備範囲が広くなりすぎているという問題意識は共通しています。

  • 『欲ばり過ぎるニッポンの教育』(苅谷剛彦+増田ユリヤ、講談社現代新書)
  • 『学校は誰のものか-学習者主権をめざして』(戸田忠雄、講談社現代新書)
  • 『変えよう!日本の学校システム-教育に競争はいらない』(古山明男、平凡社)
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「未来の学び」をデザインする

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学びは学校、教室の中だけで起こるものではなく、人間が日常の仕事や生活の場で常に行っている、生きる上での基本的な営みである。こうした立場から「学び」をデザインする方法を論じたのが本書である。本書は従来の学習観を問い直し、「空間」「活動」「共同体」の3つのキーワードから未来の学び像を提案する。これはつまり、教室(空間)で、個人個人が(共同体としてではなく)、知識を獲得する(活動という能動的な行為ではなく、習うという受動的行為として)という学習観を見直すことである。ここでは「はこだて未来大学」の建築とそこでの教育活動を事例に、新しい学びの形が示されている。
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