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学校家具の選び方~小学校多目的スペースの家具~

子どもたちの成長過程に沿って、また、学習内容の多様化により、学校では様々な活動シーンがみられます。そうした活動をサポートする家具は、子どもたちにとって、とても身近な大切な存在です。子どもたちの学習活動がスムーズに展開でき、また、楽しく学校生活を過ごせるような家具を選ぶことは、充実した学校生活を過ごす上でとても大事な要素の一つです。

今回は、多目的スペースの家具について、どんなタイプを選べば良いのか、いつくかの事例をご紹介しながら考えていきましょう。

<子どもの成長過程と学習活動と家具との関係>

1)小学校低学年

小さな子供たちは、先生が活動内容に合わせて家具をセッティングし、そこで学習を展開していきます。よって、各学習活動における家具を想定し、その家具を揃えることが大切です。

 学習活動の特徴

床座などの低い姿勢での活動が好まれ、他学年に比べ比較的多く床で展開する活動や、活発な動作を伴う活動が起こります。

051207_11.gif床で先生のお話を聞こう!
051207_12.gifゆっくり本を読みたいな…
051207_13.gif床座で作業開始!
 使用する家具
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楕円・半円低テーブル
掲示板・WB
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半円低テーブル・マット
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楕円・半円・台形低テーブル
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可動式収納

2)小学校中学年・高学年

中学年以降は自ら場を選んで利用し、さらに目的に応じて子どもたちが自ら家具をセッティングし学習を展開します。よって、活動を想定すると共に、活動に合わせて子どもたちが組み合わせて利用できる家具を揃えることが大切です。

 学習活動の特徴

中学年以降は、様々な学び方を習得するために、グループやチームでの学習活動への取組みが増え、簡単な実験作業や観察など、実習的な活動が頻繁に発生します。また、グループや個人でのテーマ学習が更に増え、充実した情報・学習メディア環境が必要となります。

051207_31.gif観察作業、楽しいな!

051207_32.gif話し合いながら
まとめよう!
051207_33.gifみんなで調べよう!

051207_34.gif一人で考えて
みたいな…
 使用する家具
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可動式長机
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台形テーブル
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可動式収納
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可動式掲示板・WB
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可動式イス
テーブル・収納・パネルを自在に組み合わせることで、
学習活動に応じた「場」を自らセッティングします。
051207_51.gif

多目的スペースの家具を選ぶ際に、こうした子どもたちの活動を想定しながら考えていくことが、より良い学習環境を創り出す第一歩となることでしょう。

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